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漁業について

 

漁業

 

九州沿岸及び南西諸島の海域は、豊富な魚類に恵まれた好漁業となっています。このため、一本釣り、はえ縄、底引き網、まき網及び刺し網などの各種漁業がほぼ周年にわたって行われているので、付近航行船舶は、操業漁船の動向に十分注意することが必要です。

八代海は、外洋性・内湾性の水産物がともに豊富で、古くからノリ養殖漁業が盛んなほか、一本釣り、はえ縄、底引き網、刺し網など各種の漁業が行われています。

 

定置網・魚礁・養殖施設

 

沿岸部には、距岸2M以内の至る所に定置漁網があり、また、沿岸2M(所により6.5M)以内に、魚類、ノリ、ワカメ、カキ、真珠及び藻類などの養殖施設があります。また、小さな湾などでは、湾内全部を仕切って繁殖場としたり、浅水の湾の大部分にひびを張り巡らしたり、真珠貝の養殖棚を多数設置してわずかの水路しか残していない所があるので、このような海域を航行する際には、その地域の状況を把握しておく必要があります。その他一定の場所に蒔き餌をして魚類を集めておき、一本釣り等(漁法の如何を問いません)によって採補する餌付漁業及び人工的に設置し管理する魚礁に集まった魚類を採補するつきいそ漁業もいたる所で行われています。

 

(備考) 定置漁具等の詳細については、次の特殊図を参照して下さい。

海図第6120号17 漁具定置箇所 第17(熊本・鹿児島)

同 第6120号18 同 第18(宮崎・大分)

 

(注意) 小型定置漁具(第2種共同漁業)は、その個々の位置が確定していないので図示していません。

 

 

 

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