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○外国直接投資は7月にRMl億から1998年9月に2つの大きな科学プロジェクトの受け入れに従ってRM47億まで改善した。

○KLSEは安定しレベル500あたりにある。一時は、260だった。1998年11月26日にKLSE COMPOSITE INDEXは最低の時点か64.6%まで上がった。

○政府の支出は、最初の9ヶ月でかなり減り政府は予算のほんの25%、RM90億しか費やしていない。

○乗用車の売り上げは、わずかに改善し住宅販売もわずかに改善した。実際政府は、2日前に住宅価格を値下げする宣言をした。(1998年12月終わりまでに政府の値下げ住宅販売キャンペーンは、成功を示した。)

○製造業分野の成長は、かなり減った。これはGDPの35%がこの分野によるものなので警戒を要する。

 

結論

2、3の結論は、公的に利用できる数字をもとになされるだろう。ゆっくりした回復の兆しがあるといっても良い。クアラルンプールの幾つかの場所における街頭デモの終わりと共に投資家の信用は、ゆっくりと回復している。13億5千万アメリカドルに上るマレーシアの、主に12の外国銀行からの財政システムへの非常に多くのお金の注入で、野村護券と住友銀行からの740億円、世界銀行からの3億アメリカドルによって、回復の歩調は短い期間に強められるだろう。マレーシアはまた、宮沢基金から50億アメリカドルを求めている。

マレーシアの政治的変化は、必然である。それは政治の蘇生である。ここでマレーシアにおける政治システムに影響を与えやすい。連続性の幾つかの局面を取り上げたい。

○新しい指導者。マハティール博士のような政治的器量を持った指導者が現れると考える。というのも、1957年の独立以来、マレーシアは、平和に四人の首相を選出した。次の政治的変化が、秩序立たないと予測する理由はない。実際、首相は、最近外務大臣であったバダビを副首相に任命した。

○社会機関そして政治機関は、整然としている。国の組織の急な変化を期待することはない。例えば、1979年のイランで起きた事はマレーシアで起きないだろう。

○政治的イデオロギーは民主的で、非宗教的で自由でありつづけるだろう。イスラム過激派が政権を取る心配はない。マハティール博士から政権を奪うために偽っている左翼や社会主義者を考えることもない

○マレーシアはグローバリズムを受け入れつづけ我々は、中道外交政策受け入れつづけるだろう。

○我々の主要な輸出目的地はアメリカ、日本、シンガポールであり続け貿易の60%以上に上るこれらの国々は我々の強い貿易相手国であり続けるだろう。

○われわれの外交政策は、友好であり続けるだろう。

○我々の魅力的な自由投資政策は、続けられるだろう。我々はSEAにおいて最も自由な投資政策の一つを持っている。外国人は土地を所有し、彼らの商品の100%を輸出する会社において100%の公平さを持つことができる。外国人はタイ、インドネシア、ベトナム、シンガポールにおいて不動産を所有することは、許可されていない。

○我々は、ITと教育に投資し続けるだろう。(PMが棚上げされない間強調しているマルチメディアスーパーコリドー)マレーシアは教育に巨額の投資をし続けるだろう。

 

 

 

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