目的
コースを完了した時、研修生が、海図から情報を読み、海図上に船舶の位置を定め、潮汐表から情報を読み、方向、流程、または風圧偏位を考慮に入れて、針路、速力、および距離の計算を行うことができる。
また、研修生は、船上の状況を認識し、船長、水先人、または航海士とVTS海域の船舶通航に関する事項と問題を話し合うことを可能にする、船舶とそのシステムに関する十分な理解を得る。
本コースはまた、研修生が、港湾業務の知識と港湾当局によって提供されるその他のサービスに関する情報を調整する能力を得ることができるようにする。
シミュレータが使用できる場合には、海図作業、および、VTS海域を安全かつ迅速に通航するよう船舶を支援する、VTSの役割について、研修生にリアリスティックな練習を行わせることが可能である。緊急事態の対応を組み込んだ練習も実行可能である。
研修施設および設備
船舶上の練習は、研修生に、本課目の船上面についてより十分な理解を与える。施設が利用可能であれば、短期の船上見学を研修プログラムに組み込むべきである。
海図作業の練習のために、研修生は、長さ約1m × 奥行き約0.7mで、海図の保管のために下に引き出しの付いた机を必要とする。
研修生は、下記の利用を可能にされるべきである。
海図記号に関する情報を与える出版物
VTS海域に適用される水路通報の例
船舶モデル
各研修生に必要な機器:
分度器
平行定規
ディバイダー
航海暦
VTS海域の海図
計算器および/または航海計算尺
海図訂正用機器(はさみ、のり、修正ペン等)
参照文献
R1 SOLAS規則V/8-2
R2 IMO総会決議857(20) - VTSに関するガイドライン
R3 IALA船舶通航業務マニュアル
R4 IALA勧告V-103、VTS運用官の研修および証明の基準
R5 海上における衝突の予防に関する国際規則(COLREGS)
R6 [教えられるレベルに適当な、船舶用語テキスト]
R7 [船橋当直を維持する方法と手続]
R8 [IMDGコード]