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図3 複数システム、単一周波数における遠方の固定局

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6 二重監視能力と遭難チャンネルの運用

 

現在のシステムにおいては、主呼び出しチャンネルと遭難チャンネルとが同じものになっている。このことには、単純な無線機でも、使用していない時に遭難呼び出しを聴取できるという利点はある。しかし、大きな欠点は、この遭難システムは極めてもろく、呼び出しチャンネルが間違って使用されると無力にさせられることである。商船と固定送信局とでは、二重監視無線機を使用し、遭難チャンネルと自分達の業務用チャンネルとを同時に監視するものと思われる。

 

 

 

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