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広島県一般廃棄物広域処理計画では、県内を8つの広域処理ブロックに区割りし、各ブロックにおけるごみの広域処理として、ごみ排出抑制やリサイクルの推進等を通じたごみ焼却量及び最終処分量の削減や、ダイオキシンの発生が少ない24時間運転の全連続炉への焼却施設の集約化などの基本方針を掲げている。

呉ブロックは、呉市、安浦町、川尻町、音戸町・倉橋町広域行政組合、芸予衛生組合、安芸南部衛生組合、江能広域事務組合からなる1市12町1村で構成される。

 

ウ. 呉市における廃棄物処理の方針

呉市では、平成4年7月に改正施行された「廃棄物の処理及び清掃に関する法律(廃掃法)」の規定に基づき、「一般廃棄物処理基本計画(ごみ処理基本計画)」を策定している。基本計画では、平成23年を計画目標年次として、ごみの資源化及び排出抑制を推進することを基本方針に掲げ、以下に示した6つの基本施策を推進している。

1) 住民の減量化、資源化意識及び排出マナーに対する意識を高める。

2) 分別収集計画の積極的な推進を図る。

3) 資源物の集団回収等の地域活動を、より一層推進する。

4) 住民が受け入れやすく効果的な資源化に対する補助制度を更に拡充する。

5) 資源化に向けて収集体制の効率化を図る。

6) 資源化を含めたごみ処理施設の整備を図る。

 

エ. 広島県一般廃棄物広域処理呉ブロックにおける廃棄物処理の方針

呉ブロック構成市町村では、共通の方針のもとでごみ処理を行っていくこととしており、広島県一般廃棄物広域処理計画に基づいて広島県一般廃棄物広域処理呉ブロック実施計画を策定している。

このうち、呉市、江能広域事務組合の4町(江田島町、沖美町、能美町、大柿町)、安芸南部衛生組合の2町(下蒲刈町、蒲刈町)、川尻町、安浦町の1市8町では、呉市の施設更新に併せて共同でごみ処理施設を整備する予定としており、今後、施設整備計画、さらにごみの収集・搬送方法・手段、管理・運営体制など具体的な内容について詳細な検討を行っていく予定である。

 

 

 

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