ア 身体障害者福祉施設別入所状況
本市における身体障害者福祉施設入所状況は、全体的に増加傾向にある。これは、近隣市町村に新たに療護施設が設置されたことに伴い、施設入所者が増加したものである。施設入所者は、療護施設を除き3年を目途に生活(更生)指導、職業(授産)訓練などを行い、入所者の自立を目標にしているが、期間内での目標達成が皆無に等しく措置期間の更新を余儀なくされているのが現状である。
イ ホームへルパー・視覚障害者ガイドヘルパーの派遣
本市では、重度の身体障害者(児)及び重度の心身障害者(児)の家庭に対してホームヘルパーを派遣して日常生活の世話を行っている。また、視覚障害者が外出する際活動の制限を軽減し、社会参加の機会を拡大することを目的として、ガイドヘルパーを派遣しており、両サービスとも利用者が増加傾向にある。
ア 知的障害者
本市の知的障害者(児)は、図表2-11に示すとおり、平成9年度において318人であり、その内訳は軽度29人、中度95人、重度77人、最重度29人となっている。また、平成8年度現在、福祉施設への入所状況は更生援護施設へ53人、授産施設へ38人が入所している。
さらに、ぐしかわ福祉作業所が、在宅の知的障害者に対し作業訓練と生活指導を行うことにより、社会的自立促進のための支援を図ることを目的として設置されている。ここでの訓練内容は、作業指導(委託清掃作業、園芸、洋裁、木工、手芸など)、生活指導(習慣形成、掃除指導、調理指導)、余暇指導(レクリエーション、生花など)、健康指導(体育指導、保健指導など)となっている。この福祉作業所の運営主体は、具志川市手をつなぐ親の会で、平成10年現在、通所者は25人である。