イ. 主要な公共施設
全住民を対象とした公共施設としては、文化・集会系の施設、スポーツ関連施設がある。
全町民を対象とした収容力ある公共施設としては、大崎町の「離島開発センター」及び「産業会館」、東野町の「東野町文化センター」、木江町の「木江町中央公民館」があり、これらの施設は様々な催しなどの場所となるホール機能に加えて図書室、会議室等の機能を備えている。
大崎町の産業会館での収容定員数1,200席を除くと、いずれの施設も収容定員は、300人以下であり、大規模な催しには小・中学校の体育館利用となっている。
図書館は、いずれも公民館に併設した図書室であり、町職員の兼務による図書貸し出しサービスが行われている。このため、開館時間は、町職員の勤務時間であり、休日は当然休館日となり、勤労者の利用が困難であるとともに、3町ともに類似した蔵書内容となっている。
運動施設としては、大崎町での「武道館」、東野町及び大崎町の町民プールなどがあり、一般住民の運動施設としては学校のグランドを使用している。一般住民におけるスポーツ活動の盛り上がりとともに学校行事との競合問題も一部みられる。
このほか、東野町での地域特産品開発のための「産品開発センター」や「加工品施設(平成11年度開設予定)、木江町の「木江町ふれあい郷土資料館」などがある。
一方、大崎上島全町を対象とした施設として、一部事務組合の運営によるごみ、し尿処理施設や大崎上島消防署、火葬場などの施設が設置されている。(図表1-28〜29参照)