(2) 町民の推進体制づくり
本事業は、シーカヤックをはじめとした海のスポーツ・レクリエーションの振興を図ることにより町勢の伸展を図ることを基本目標とするものであり、町民が楽しみながら事業の運営に主体的に取り組める体制をつくる必要があると考える。
ア 推進組織づくり―関係者・関係団体の組織(実施計画づくりへの参加、イベントなどの実施)
イ クラブづくり―シーカヤック、小型ヨットなどの愛好家のグループづくり、指導者の育成、イベントの実施
ウ ネットワークづくリ―県内外のインストラクター、クラブ組織、カヌー工房、カヌーに取り組む市町村などとのイベントなどを通したネットワークづくりと、シーカヤックなどの普及活動
エ 漁業関係者などとの調整―漁業者の操業や資源保護の妨害にならないような海の利用ルールづくりと、エコツーリズムを通した観光農漁業の振興
また、緊急時の救援体制については、東備消防組合を中心として、地元の関係団体との調整を図る必要がある。
(3) 事業主体の検討
本施設は需要創造型の施設であり、全体を民間事業として推進するのは難しく、施設については、生涯学習・スポーツ施設施設、漁業・観光振興施設として、町が整備することが求められる。
事業運営については、「日生町シーカヤック・ステーション」を単独で運営する場合と、「まほろば」と一体的に運営する場合が考えられ、事業主体としては、町、第3セクター、民間事業者(カヌーショップ、マリーナ関係など)が考えられる。
それぞれの条件を整理すると、次のとおりである。