(4) 地域活性化につながる取り組み
シーカヤック教習・ツアーを、土日・休日の若者やファミリーを対象に行ったのでは、少人数の教習・ツアーとなるため、8,000〜10,000円/日の参加費用となり、参加人数は限られる。
この壁を越えるためには、平日に主婦や高齢者、児童・生徒の社会体育や校外学習などで利用してもらい、稼働率を高める必要がある。また、団体による体験キャンプ、修学旅行、体験ツアー(旅行代理店)を受け入れることが求められる。これだと、年間3万人の利用者で、収入は1億円というラインに乗ってくる。
さらに地域振興効果の高い取り組みとするためには、漁協・農協・商工会・観光協会と連携し地域ぐるみで、「飲食と物販と宿泊」の総合的な取り組みを進めるとともに、シーカヤック工房を設け、平日は生産に従事する勤務体制とするなど、観光と生産、販売を複合化した取り組みなどの工夫が求められる。