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シーカヤックを中心としたマリンレクリエーション・スポーツのまちづくりの構想の目的を次のように提案する。

(1) 海と舟の文化を創るまちづくり

現在、わが国では、多くの国民の海との関わりは海水浴や釣り以外には少なく、舟との関わりにいたってはさらに少なくなってきている。

かつて漁師の町、加子の町、造船の町、海運の町として栄えた本町でも事態は同様であり、町民と海と舟との関わりは薄くなってきている。

海と舟に関わる歴史や文化を継承し、個性的なまちづくりを進め、町に住む誇りを育むことは、本町にとって、また日本全体にとっても重要な課題であり、「まほろば」と加子浦歴史文化館の取り組みをさらに発展させ、海と舟をテーマとして魅力的なまちづくりへと発展を図る。

 

図表4-4 「海と舟」のまちづくり

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(2) 日生ならではの、楽しい子ども時代を過ごせるまちづくり

かつて、子どもたちが海で仕事を手伝い、釣りをしたり舟で遊んだ文化はいつの間にかなくなり、海は危険な場所、きたない場所として、子どもたちは近づかなくなっている。

 

 

 

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