(2) 各計画の位置づけと施策等
図表2-1をみるように、県の総合計画である「新5か年計画」の保健福祉分野における重点施策は、地域ケアの体制の整備、救急医療体制の整備及び保健・医療・福祉を支える人材の養成・確保とし、広域での保健福祉分野の充実と人材の育成に努めている。
また、「新5か年計画」を上位計画とする「第2次県西部第二広域行政圏計画」では、ボランティアの育成及び在宅福祉サービスの拡充などにより、安心した生活を送ることができる方策と、医療体制の充実及び地域ぐるみでの健康づくり運動の推進などによる保健・医療の充実を掲げている。
県の総合計画を上位計画とする「高齢者保健福祉計画」、「彩の国障害者プラン」及び「子育て支援総合計画」は各分野における個別計画として、施策の充実等を図るものである。そのため、「高齢者保健福祉計画」は総合的な高齢者福祉の推進を、「彩の国障害者プラン」は障害者の社会参加、福祉サービスの拡大など障害者の暮らしを支える方策を掲げている。また、「子育て支援総合計画」では子育ての支援や母子医療の充実、子どもにやさしい環境づくりなど、子どもの健全育成を図っている。
また、「地域保健医療計画(西部第二)」では、生涯を通じた健康づくり体制の確立及び体系的・総合的保健医療体制の確立を基本施策とし、健康づくりへの啓発、保健・医療・福祉の連携などを図っている。市町村における推進体制として、マンパワーの育成や保健・医療・福祉の連携体制の整備及びボランティア活動など住民参加による地域福祉活動の体制づくりを求めている。
本保健福祉総合計画は、これらの計画と整合性を図り策定する。