(5) 天竜二俣駅周辺開発
天竜浜名湖鉄道の天竜二俣駅は、国鉄二俣線時代には、木材の集散地及び鉄道運行の拠点駅として重要な役割を果たしてきたため、広大な駅施設を有していた。しかし、貨物輸送の衰退や旅客列車運行の減少などに伴い、次第に土地の遊休化が顕著となり、再活用の道を探ることが必要となってきた。
遊休化した土地の多くは、国鉄の民営化以降、国鉄清算事業団の所有となり、民間や天竜市などへ売却されることにより、活用が図られている。現在では、駅南側に分譲住宅が整備され、北側についても順次活用を図る予定となっている。
将来的には、遠州鉄道の乗り入れ、阿蔵山開発の推進と併せて、天竜市の新たな顔として、良好な街なみを形成することが期待されている。