(3) 阿蔵山開発
阿蔵山開発は、静岡県西部地方拠点都市地域整備基本計画においても、地域全体の一体的な発展を主導する拠点地区として位置づけられており、新たな市街地開発、居住環境整備として重要なプロジェクトである。
プロジェクトの概要については、以下に示すとおりである。また、計画域の図については図表2-12に示すとおりである。
ア 阿蔵山土地開発事業の発端
(ア) 昭和56年、国道152号線の交通渋滞解消のため、国道152号線バイパスやこれに伴うアクセス道路について種々検討し、昭和59年10月1日阿蔵船明線(国道152号線バイパス)他6路線が県の地方審議会を経て都市計画道路として決定された。
(イ) 国道152号線バイパスルートが具体化していく過程で、バイパスルート周辺地域を開発し、新市街地を形成し、
1]人口定住のための住宅地造成
2]既成商店街の活性化:消費人口の増大
3]二俣学区の義務教育人口の増加
などにより中心市街地の活性化を図ることを主眼に開発計画案が策定された。
イ 計画概要
1]計画面積:34.0ha(前期19.9ha、後期14.1ha)
2]計画人口:1,800人
3]予定工期:約16年間(平成4年度〜平成19年度)
前期 平成6〜平成12年 分譲予定平成13年
後期 平成12〜平成19年 分譲予定平成19年
4]事業費:約93億円(前期60億円、後期33億円)
5]造成計画高:現在の平均標高110m
完成 宅地の標高58m〜91m
152号バイパス計画高60m〜75m
6]住宅用地区画数:450区画(平均68坪)(前期234区画、後期216区画)