(4) 人の移動に関わる交通手段
パーソントリップ調査により、移動手段別の人数をみたものが図表1―35である。
天竜市から何れの地域への移動に際しても、自家用車が圧倒的なシェアを占めている。鉄道のシェアが比較的高いのは、浜松市であるが、それでも12%程度である。ただし、表中には示されていないが、浜松都心部だけに限ってみれば、鉄道のシェアは36%まで高まっている。本市から浜松市の中心部へ向かう場合、遠州鉄道は、定時性が確保されること、所要時間が短いこと、駐車場の心配が不要な点などにおいて、車よりも優れていると言われており、条件次第で鉄道などの公共交通利用に対する期待は大きいと見ることができる。