資料:住民基本台帳 1995年世界農林業センサス
天竜市の主要作物は、水稲、茶、果樹、甘藷等である。果樹の中では、柿の生産が多くなっている。また、山間部で畜産が行われている関係もあり、牧草、ソルゴーなどの飼料作物も比較的多く見られる。
イ 林業
天竜市は旧くから林業が盛んな地域であったため、山間部での植林が進んでいる。平成2年においては、森林面積約1万5千ヘクタールのうち、 1万2千ヘクタール強が人工林であり、これは森林面積の83%に相当する(図表1-8参照)。人工林の多くは、スギ、ヒノキを中心とする針葉樹である。天竜川流域では、特にスギが有名である。
保有形態別では、私有林の占める比率が極めて高いのが天竜市の林業の特色である。
森林面積などについては大きな経年変化は見られないが、輸入材などの増加により、近年、林業を取り巻く環境は非常に厳しいものとなっている。