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2. 天竜市の社会・経済条件

(1) 人口動向

ア 人口および世帯の動向

天竜市の人口は、平成7年の国勢調査の時点で24,113人であり、昭和40年と比較すると6千人程度減少している。本市の人口の推移を示したものが図表1-2、図表1-3である。一時期に比べて人口の減少ペースは緩やかになったものの、一貫して減少傾向が続いている。

本市の人口が減少しているのに対し、世帯数は近年は増加傾向にある。このため、 1世帯あたりの人員は、減少している(図表1-4参照)。

このような本市の人口変化を、県全体及び浜松市と比較するため、両地域のデータについても図表中に表示している。図表1-3に示すように、本市は両者と際だった違いを見せている。また、図表1-4に示すように世帯人口の減少については、本市も浜松市や県全体とほぼ同様の傾向を示しているといえるが、全期間を通じて本市の世帯人口は、浜松市及び県全体よりも多い状況にある。

 

イ 年齢別人口

天竜市及び浜松市、静岡県、全国の平成7年時点の人口について、年齢階層別に示したものが図表1-5である。

本市の人口のピークは40歳代にあり、ついで60歳代が多くなっている。また、20歳代の人口に落ち込みが見られ、就学後の世代において、市外への人口流出が顕著に発生していることが予測される。

本市の、年齢別人口構成を客観的に見るため、浜松市、静岡県、全国のデータと比較すると、本市の場合、60歳代に1つのピークが見られることが特色的である。つまり、全国ベース及び静岡県全体から見て、本市は相対的に高齢化が進んでいるものと見られる。

つぎに、このような本市の高齢化の実態について、詳細にとらえていきたい。

 

 

 

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