5 大泉学園町の農業
本調査研究では、大泉学園町をモデルとして区民及び農業者アンケート調査を実施した。大泉学園町を選定した理由は、次のとおりである。
○ 農家数が多く、経営耕地面積も広い。
○ 地域内に農家が点在しており、区民の目の前で農業が行われることで、安全で新鮮な農作物供給としての農業活動に理解や協力が得られやすい。
○ 平成9年12月からびん・缶類の資源回収(街区路線回収)を実施したが、資源回収に積極的な地域である。
○ 古紙の戸別回収(エリア回収)が約半分の地域で実施されている。
○ 東京あおば農業協同組合の大泉経済センターには、地域農作物等の直販施設があり、そこでの有機栽培の農作物の販売が地元の人たちに支持されているとともに、地元農業者に有機栽培への意欲を生み出している。
(1) 概況
大泉学園町は、本区の北西部に位置し、面積3.216km2、人口31,748人、世帯数12,501世帯、人口密度9,872人/km2の地域である。(図表3-13)