(参考資料1-4)
グラウンドワークのメリツ卜
地球環境問題へのパートナーシップによる
実践的なアプローチ
● 環境のケアを前進させるためには、「コミュニティ自らの環境ケア能力の向上」が重要。
(92年地球環境サミットにおける地球環境ケアの9原則の1つ)
● 環境問題をめぐり、これまでともすれば対立関係にあった地域住民、地方自治体、企業がパートナーシップによる協力関係を構築しうること。
● グラウンドワークは地球環境問題に対する地域での実践的なアプローチ。
企業
● 企業にとっては、経済成長が鈍化し市場競争が激化する中、地域住民との良好な関係の構築と、そのアピールは地域マーケティング戦略上重要。
● 地域においては環境問題への取り組みは共通した大きなテーマであり、企業の取り組み姿勢が注目される中で、グラウンドワークは「誠実な仲介者」として企業の戦略やイメージを具体的に伝達。
● 企業の社会貢献や企業市民の考え方が浸透する中で、寄付、従業員のためのボランティア制度、環境保全のための公益信託などの企業の地域貢献活動との連携・支援が可能、さらに従業員の再教育や活性化の面での効果を持つ。
地域行政
● 急速に進む高齢化や経済の国際化、情報化などによる広範な行政需要は今後一層増加するが、一方で財源確保は困難化。
● 行政だけに依存せずに、地域特性と住民主体の地域づくりの重要性は増し、地域の多くの関係者が自立して行動できる仕組みが重要。
● グラウンドワークは、広範と行政課題に対する連携・補完機能であり、小さな財政負担によって施策展開の幅を広げ、地域居住の安心感や満足感を高める。
● グラウンドワークは、いわば環境を切り口にした街づくりであり、長期的・継続的な地域の土地利用のための合意形成のうえで大きな効果を持つ。