(4) 可能な限り多くのCO2削減モデルプランを作成し、それを共有する。
第4の提案は、地方が、それぞれの地域特性を生かした交通分野でのCO2削減を可能にするアイデアを出し、それをモデルプランとしてまとめ、対策の実施に先立って公表し、地方相互で意見交換を行うことである。アイデアコンクールの実施なども検討に値しよう。これには、2つの効果を期待している。1つは、アイデア交換により、地方がそれぞれの地域の特性を他の地域のそれと比較することを通して再認識することで、より一層自分の地域の特性に合った対策を選定できる可能性が高まることである。
第2は、各々の地方が他の多くの地方のアイデアを共有し、それらを組み合せたり、修正したりして、最も自分の地域に適切と考えられる対策を作り出せる可能性が高まることである。