IV. 船舶の安全運航と環境保全に対する当社の取り組み
大阪商船三井船舶(株)
坂本勝寛
商船三井は、当社グループ企業とともに全運航船約360隻による海上輸送を通じ、国際社会の発展に貢献するとともに、社会的な責任としての環境保全に努めるため、船舶の安全運航の維持が不可欠であると認識している。
当社が運航する船舶は、直接管理船舶、間接管理船舶及び傭船とに大別されるが、近年当社が直接船舶管理する船舶は極めて少数となり、今後安全管理及び品質管理を強化すべき対象が間接管理船舶及び傭船になってきたといえる。
当社は、このような現状を踏まえ、従来から実施しているISMコード及びISO-9002に準拠した直接管理船舶の安全管理システムに加え、今般、間接管理船舶及び傭船に対してもISO-9002に準拠した品質管理システムを確立し、これらの船舶の品質管理を一段と強化することとした。
当社の安全管理システム及び品質システムの概要等について以下に述べる。
1. 安全管理/品質システムの手法
1) 直接管理船舶:ISMコード及びISO-9002
2) 間接管理船舶及び傭船:ISO-9002
2. 直接管理船舶の安全管理システム
1) 運用開始
1994.12 システムの運用を開始
2) 理念と方針
安全運航と環境保全の確保と維持