(ii) 接合方法
FRP構造物の接合方法は、「強化プラスチック船(FRP船)特殊基準」におけるL型継ぎ手とした。(図3.3.1)
(iii) 艤装
艇内には計測器並びに計測器を保護する格納箱、人体ダミー並びに固定座席さらに重量調整用鋼製がラストを配置した。
人体ダミーは固定座席にシートベルトで固縛し、その他の艤装品は内部構造にボルト止めする方法とした。
(3) 進水装置を利用した落下実験
落下進水時の水面衝突時における船尾船底部に発生した撓み量は大きく、船殻母材の破損、並びに二次接合の剥離といった艇の破損原因となっている。
これに対して、内部構造下の船底部に発砲材を充填した船首船底は、船尾船底部より大きな水圧を受けているにも係わらず、二次接合の剥離にとどまり、実験を通じて船殻母材の破損までには至らなかった。
又、内部構造物と艇体側面の二次接合部は、実験を通じてその大小の差はあるものの、常に二次接合の剥離が発生した。
3.4 進水・離脱/回収システム
(1) 進水・離脱システムの選定と要件
進水・離脱システム案として、表3.4.1に示す12案が提案された。
これらの案に対して、進水・離脱システムの基本要件(進水・離脱の迅速性、操作の容易 性、安全性)について階層分析法を用いて進水・離脱システムの評価を行なった。その結果から、傾斜滑台方式を本研究に採用した。
傾斜滑台の要件に就いて検討・整理した。進水架台要件として、最適な海面への突入角を得るための滑降台の傾斜角および滑降距離、船体の横傾斜に対する対策、進水台下の係船作業スペースを確保できる滑降台の高さについて検討する必要があることが分かった。
また、海面への突入角に大きく影響する最大降下高さについて、船種および船舶の大きさを選んで調査した。VLCCの最大降下高さは25m程度であり、LNG船、LPG船では2m程度である。また、同じ船でもVLCCでは降下高さが満載とバラスト喫水で8mも差があることが分かった。