5)開催にあたっての助成・貸付金制度の有無とその内容
現在、各「国際会議観光都市」においては、国際コンベンション誘致促進策の一つとして、主催者に対する各種助成制度が設けられている。これは、コンベンションの開催に関わる資金の調達が主催者にとって問題となることが多いという認識に基づいて、各コンベンションビューローで導入されているもので、こうした各種助成制度の内容や有無が、主催者側での開催地選定要件の一つとして考慮されていることが、JNTO、PCO(会議代行業)等へのヒアリング調査で指摘されている。
◆ 助成金、貸付金の内容(次頁 各都市での助成金・貸付金制度 を参照)
・ 助成金交付の内容は、「参加者数/宿泊数に応じて10〜300万円」と条件に応じて変わる。
・ 貸付金の交付内容としては、「無利息、開催までの2〜3年前より200〜300万円の貸付」が多い。
*その他、施設の利用等に関してすべてパッケージ化し、ディスカウント価格でサービスを提供する場合もある。