3]流通加工業務の内容
○多様な流通加工業務が行われる内陸部
・流通加工業務の内容について見ると、港頭地区で行われている流通加工業務は、検品、包装、仕分け・詰め合わせ、値札付け等であり、組立、調合、切断・研磨・折り曲げ等、消毒・滅菌などの業務を行う企業は見られなかった。
・港頭地区外の施設では組立、切断・研磨・折り曲げ等、調合、消毒・滅菌など港頭地区と比べ、多様な業務が行われる傾向が見られるが、業務の多くは港頭地区と同様に検品、包装、仕分け・詰め合わせ、値札付けなどが多くなっている。
・今後港頭地区の活性化を図る上で、同地区においてより多様な流通加工業務を行うための環境整備を進めていくことが必要であると考えられる。
4]効率化・物流コスト削減で重視する方向性
○輸送距離短縮、経由施設削減によるコスト削減を重視
・効率化・物流コスト削減で重視する方向性について見ると、輸送距離短縮によるコスト削減(328ポイント)、経由施設削減によるコスト削減(263ポイント)、在庫管理コストの削減(214ポイント)、荷役作業に関わる人件費の削減(187ポイント)が主なものになっている。
・輸送距離短縮によるコスト削減が特に重要視されていることから、輸送経路上必ず通過する港頭地区で業務を行うポテンシャルは高いと考えられる。