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さらに、今後の流通加工を実施する上での考え方についてみると、「海外で流通加工を実施」を考えている企業が圧倒的に多くならている。その一方で、「海外での流通加工精度の低さから国内で流通加工を実施」とする場合も出ているも

また、流通加工においても「技術、品質保持ノウハウを必要とすることから自社で実施する」とする企業も約14%となっている。

 

図I-31 流通加工実施の考え方

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「海外で流通加工を実施」を指向する貨物例

・日用品(タオル等)

・農水産物(大きさの選別等の必要な果実、野菜)

・農水産物(大きさの選別等の必要な魚介類)

・家電用品(軽微な検査が可能な商品)

・その他(インテリア用品等)

 

「海外での流通加工精度の低さから国内で流通加工を実施」を指向する貨物例

・農水産物(厳格な選別が必要な野菜、魚介類)

・日用品(衣類、寝装品等、直接肌に付けたり、よごれに敏感なもの)

・ワイン、紅茶等一定期間の後に品質が変化する可能性のあるもの

 

「技術、品質保持ノウハウを必要とすることから自社で実施」を指向する貨物例

・農水産物(高級鮮魚、松茸等の高級素材)

・医薬品・化粧品(品質管理が通常の品目より厳格なもの)

 

 

 

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