序文
ISO(国際標準化機構)は、国家規格団体(ISO加盟団体)の世界的な集合体である。 国際規格制定の準備は通常、lSO技術委員会が遂行する。 技術委員会が制定した課題に関心を持つ各加盟団体は委員会に代表を送る権利を有する。国際的な機関、ISOの連絡機関である政府、非政府も又制定作業に参加する。ISOは全ての電子工学に関する規格については国際電気標準会議(IEC)と密接な協力関係の下で遂行する。
国際規格はISO/IEC指令第3部に明記される規則に従って起案される。
技術委員会により採択された国際規格案は投票により加盟団体に配布される。国際規格としての出版物は加盟団体の75%以上の投票による承認が要求される。
この国際規格はISO 技術委員会、8(船舶及び荏洋技術)により準備された。それには、改正国際海上安全条約(SOLAS 7 4)適用の商船が使用する安全計画設備のための要件及び勧告を補うことが意図されている。
公式附属書A「計画書に使用される図解シンボル」及び略式附属書Bを含み、代表的な消防計画書・安全計画書に、シンボルを使用した分かりやすい例を収録している。
前書
この規格は第6節「図示目録」の課題に関する、現行IMO手引きを考慮に入れ制定された。附属書Aのシンボルは、IMO決議A.654(17)「火災制御図のための図解シンボル」及びA.760(18)「救命器具及び設備のための図解シンボル」が規定する共通シンボルに相応している。然し、消防計画書のためのシンボルに限り、次の変更を行う必要があると考えられている。
- ISO 14726「配管設備の内部流体のための識別色」に明示される色は、様々な設備の形式、すなわち、現在船舶に設置されている機器内部の流体を更に明能にするため又同じシンボルが使用されるために採択された。このことは、同じような設備又は機器に関するシンボルの数を減じること及び必然として生じる計画の混乱を排除することになる。
- 船上の乗員(旅客を含め)及び船上での活動が命じられる可能性のある陸上の消防隊員に更に深く理解させることを目的にして、IMO決議A.654(18)に含まれる少数のシンボル(例えば、消火栓及びホースを示すもの)は、ISO6309:1987「消防 - 安全標識」及びISO3864:1998「安全色及び安全標識」に整合するため修正された。