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ことが新鮮で楽しかったです。1日目に天神荘を見て、それがとても貴重な建物であるという話でしたが今思うと、何がどう貴重で残していくべきと言われているのか、いろんな事がわかっていなかったように思います。もちろん今もたいした事はわかりません。でもわかっていないということがわかってきたように思います。杉の俄採・搬出作業を見たり雪の上をカンジキをつけて歩いたり、雪遊びをしたり秋田杉と関わる地元の方々のいろいろなお話を聞いたり、民泊させていただき秋田のいろいろなおいしい料理をいただいたり…。そんなことをこの冬の寒い中で体験していく中で少しづつですが、林業や農業、また天神荘と二ツ井の人たちとの関わり方、また自分との関わり方、そういうものが見えてきて考えられるようになってきたように思います。

これから家に帰ってゆっくりと二ツ井のこと、林業のこと、いろんなことを考えていきたいと思います。そして私に何が出来るのか考えたいです。とにかく楽しかったです。とてもいい体験でした。ありがとうございました。

・ 夏に見た景色がどのように変わるか、カンジキをはいて歩くとはどんな感じか体験したくて来ました。夏に枝打ちしたところが一目でわかり(色が違うので)なんだか嬉しくなってしまいました。イーグルを作り木工教室等やっているうちに真剣になり、普段無心になったり童心に返ったりすることはなかなかないので、これもいい経験でした。カンジキをはくことによって足が沈まなくなり、あらためて雪国での必要性がわかりました。今、呼吸をしていない家(化学物質いっぱいの家)に住んでいるので、何十年後かに建て替える時はぜひ木の家を建てたいと思っています。最近考えることは日本の第一次産業に携わっている人が十分に食べていける国にならないものかなと!そのためには?私にとって今後の課題です。

・ 今回の学校で一番感じたことは、家を安易に建てる人がいかに多いかということ。家は自分たちにとって「一生もの」であると同時に、木を活かす最良の道の一つであると思う。森を生かすには木を活かす。木を活かすには、生活のひとつひとつの事柄を大切にしていくこと。まだまだこれから知りたい事はたくさんある。

・ 今回感じたのは雪の上に残る動物の足跡がしょっちゅう目について自然というもの、山というもの、そこに住んでいる動物をとても身近に感じることができた。山というのは森というのは身近に感じてこそ大切にしようという気持ちがおこるのだと思う。それは何に対してもそうだろう。

・ 今回で2回目の参加。今回もぎりぎりまで迷っていましたが、参加しただけの事はあり有意義に過ごすことができました。ログハウスについても、わずかながらでも情報が得られたので大いに参考にしたいと思っています。

 

「森で遊び林業を考える学校」【春の教室】

 

期間:平成9年5月31日(土)〜6月2日(月)

参加者:18名

主な内容:

(1日目)開校式・郷土の森・ヘルスセンター・杉ホール泊

(2日目)水沢・間伐・民泊

(3日目)七座山・くどうはじめ材木店・松風荘

 

 

 

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