【冬の教室】
期間:平成9年2月8日(土)〜10日(月)
参加者:17名
主な内容:
(1日目)開校式・七座山・加護山・民泊
(2日目)カンジキ・ホダ木・雪遊び・水沢・二ツ井分館泊
(3日目)能代市木の学校・高度研・くどうはじめ材木店・松風荘
【春の教室】
期間:平成9年5月31日(土)〜6月2日(月)
参加者:13名
主な内容:
(1日目)開校式・郷土の森・ヘルスセンター・杉ホール泊
(2日目)水沢・間伐・民泊
(3日目)七座山・くどうはじめ材木店・松風荘
「森で遊び林業を考える学校」の特徴(開校前の企画内容より抜粋)
まったく異なる森や樹木の中(白神山地に接するブナの原生林、秋田杉の天然林、秋田杉の人工林)を、営林署の方や植物の先生と共に散策し、そこに生息する樹木や動物と語り合います。沢すじや、尾根、日陰や風通しだけで、微妙に変わる森の中の様子。当然、そこに主息する樹木や生物層も、信じられないほど、大きく変わります。森の中の神秘的な生態の観察も可能。
樹木は呼吸しています。かつて、冬に切り出された杉の木は、雪の上をすべって運ばれ、川筋や貯木場に保管されました。その後製材所に運ばれ、製材・保管され、その後、各地の材木屋さんに運ばれました。さらに、保管された後、家の柱になったり家具になったりしました。しかし、今は、水分が多い成長中の木でも、山から伐採され、すぐに、製材・運搬・建築に使われます。そして、更に、木が呼吸できないような塗料が塗られます。
木は呼吸しています。木を大切にする木とのお付き合いの仕方を、林業の町で考えます。
森のこと、樹木のこと、木のこと、そこに暮す熊やテンやカモシカや、さまざまな生態系のことを考える学校です。
空き家になってしまった旧林業家の家で、地元の森林組合、営林署、地域の方を招き合宿します。林業と地域の生活、文化を肴に語り合います。2泊目は、森林組合、営林署の方々の家に民泊して、林業の生活の四季の話、若者が都会へ出ていった後の田舎の話、森の作業と森の恵みの話を聞きます。夏の教室、秋の教室、冬の教室、春の教室の年間で実施します。
「森で遊び林業を考える学校」設立に携わった方々
・二ツ井町の歴史と自然、林業の町のビジョン 二ツ井町長 丸岡―直