柴田町立羽山(はやま)児童館
〒989-1623 宮城県柴田郡柴田町北船岡2-9-1 TEL.0224-54-1468
設置主体:柴田町
人 口:38,000人
設立年月日:昭和40年4月1日 幼児型 昭和58年4月1日 学童型
職 員 数:館長(兼)主任1名(常勤) 児童厚生員1名(常勤) 臨時児童厚生員1名(週4日勤務) 臨時業務員1名(常勤) 講師1名(週2日勤務)
開館時間:午前9時30分
閉館時間:午後6時00分
休 館 日:日曜日、祝日、年末年始12/28〜1/4
地域環境:白石川沿に造成された町営住宅街に昭和40年に設立された。幼児型児童館であったが、昭和58年に保育所が新設されたことに伴い学童児童館に変わる
●柴田町羽山児童館ボランティア育成事業(キッズサークル)●
ボランティアとは、サンタになりたいその気持ち
活動の概要
児童館が単に「遊び場」機能にとどまらず、地域の様々な人との交流を通し豊かな生活体験や社会体験を積むことは、子ども自身の自律力を養うだけでなく、健全育成活動の輪を地域へ拡げ、児童館活動を支援するボランティアを育成することにつながるという育成事業の主旨に基づき、「地域ボランティアコーディネーター」としての児童厚生員の役割の充実を促進することも大きなねらいとし一昨年地域の学生を主体に発足したボランティア「キッズサークル」のコーディネートを実施してみた。
学校の休業日に来館してくる子ども達と好きな遊びを一緒にすることで交流を持つことから始まり、児童館が実施する行事への手伝い、またはボランティアが自主的に行事の実施を行なう。ボランティア自身何をねらいに今回の活動をするのか、ただ何となく参加するのではなく目標を決めてボランティアをする事で実施する。
活動の成果
土曜日の学童との遊び、行事への手伝い、自主活動と色々取り組む中で、何度も厚生員と話し合いを持ち反省し、次への方向づけをしながらボランティア活動を進めたが、学生ボランティアということで自分自身の生活態度も未熟で時間を守らなかったり、挨拶もなく子ども達と遊んだり、目標を持たないでただ時間があるから子ども達と遊びたいという気持ちでボランティアを考えていた学生も少なく、児童館でのボランティアの基本的なことを再度考えてもらい、会長を通して何度か話し合いを行なう。会長とサークル員の意志の疎通もままならない時もあった様だが、児童館まつりという大きな行事を通しメンバーの団結心も出て、地域の方々へのPRもできた。また、12月にボランティア主催のクリスマス会では思考をこらした内容で多くの子ども達を楽しませた。地域の子ども達もボランティアの活動日を心待ちにしていることからボランティアの一人ひとりも始めの頃よりは目標を決めて取り組み、充実感が出ている様だ。この様なことからもボランティアの活動は児童館活動の支援に通じることを痛感せざるを得ない。
今後の課題
今回はキッズサークルを中心に活動し、児童館の主な行事の手伝いで補助的活動から始まり、12月には自主活動までに実施でき、サークル員一人ひとりのボランティアとしてのねらいが確実になってきた様に思える。学生であることで活動しやすい面もあることから日々の学童指導の中でも大いに交流を持ち、ボランティア自身も益々進歩してほしいと思う。また、今回は少なかったが今後の展望として学生から母親へ向けてボランティア活動の輪を拡げたいと思う。