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(5)警察官との合同年末視察警戒パトロール

地域安全推進員、交番連絡協議会、防犯委員は、事件事故が多発する年末に向け、警察署において地域安全宣言をした後、警察官との合同パトロールを実施し、繁華街のスナック、ゲームセンター等に立寄り、防犯対策の助言、ピンクチラシの排除など、繁華街の防犯対策と有害環境浄化活動を推進した。

 

5 モデル地区活動の効果

(1)地域安全意識の向上

モデル地区は、北陸を代表する繁華街で事件事故の多発地域であるが、モデル地区として地域安全活動を強力に推進することにより、連帯意識の希薄であった飲食店ビルの管理者、店舗経営者などに、事件事故防止に対する連帯感が生まれた。

(2)凶悪犯罪の発生抑止効果

飲食店ビルの管理者、飲食店経営者に地域安全意識が芽生えたことにより、強盗、殺人等凶悪事件の発生はなく、特に性犯罪の減少が目立った。

(3)有害環境の浄化

防犯パトロール、防犯会議の開催など、官民が一体となった有害環境浄化活動を実施したことにより、ピンクチラシの減少、有害風俗店の撤退などがあり、商店街においても少年に対するナイフ販売自粛や有害看板の除去など、青少年の健全育成活動が推進された。

 

 

 

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