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1 都道府県名

富山県

 

2 モデル地区名

黒部地区地域安全活動促進モデル地区

 

3 重点となる活動項目

(1)地域安全ニュースの定期発行とファックスネットワークによる広報活動

○ 事件、事故の発生状況及びその時期におけるタイムリーな活動を紹介するため、広報紙「くろべ地区」を全戸(14,000戸)に配布した。

○ 情報を素早く伝達するため、ファックスによる地域安全ネットワークシステムを利用して、防犯協会各支部、防犯連絡所、官公庁、学校、企業等に随時情報を提供した。

(2)企業女性防犯広報隊(グリーンリボン)による広報活動

企業が地域に貢献するためのボランティア組識として街頭活動を行い、少年の非行防止、環境浄化等の広報活動を行うとともに、会社や事業所における自主防犯活動を推進した。

(3)地域安全大会の開催

安全な地域づくりをめざし、地域安全運動により活性化を図るため、地区大会を開催した。

(4)青少年の健全育成活動の推進

○ 小・中学校の春、夏休み及び年末年始の期間に、各支部単位で「地域安全パトロール隊」を結成し、犯罪の未然防止活動を実施した。

○ 夏休み中に、少年柔道剣道大会を開催し、試合を通じて、少年の心、技、体の向上、健全育成を図るとともに,少年相互の親睦を深めた。

○ 少年を対象に、防犯ポスター、標語を募集し、優秀作品を大型ショッピングセンターで展示した。

 

4 活動事例

(1)全国地域安全運動黒部地区大会を10月15日に開催し、黒部市三日市地区、生地地区、宇奈月町浦山地区の代表者による各地区での地域安全への取り組み状況について発表を行った。また、県警本部暴力団対策室長の「暴力追放について」及びYKK社員の「海外から見た日本の安全」と題した講演を行い地域安全意識の高揚を図るとともに、参加者代表による大会宣言を満場一致で採択した。

(2)地域安全条例が平成10年4月1日に施行されたことから、この啓発活動及び地城安全活動の推進を目的に、10月18日、地域安全運動宇奈月町民大会を開催した。警察署長、宇奈月町長の祝辞の後、県軽自動車協会理事による講演が行われ、大会宣言が採択された。その後、黒部峡谷鉄道宇奈月駅において街頭広報活動を行った。

(3)防犯連絡所協議会総会を6月30日に開催し、委嘱状交付式を行った後、研修会として、黒部警察署が犯罪概況について説明を行った。また、地域安全活動推進広報ビデオを上映し、住民による自主防犯活動の推進を図った。

 

5 モデル地区活動の効果

(1)これまでの防犯協会各支部の活動は、パトロールが大きな比率を占めていたが、地区大会において3地区が地域安全活動状況の発表を行ったことで、より一層「地域の安全は地域で守る」との意識が高まり、各地区の自主的活動を計画する会議等が多く開かれ、地区ぐるみで自主的に防犯活動が展開されるようになった。

(2)交番、駐在所を囲んでの防犯懇談会を開催して、自主防犯意識を醸成かつ浸透させ、また、防犯活動の重要性や具体的な活動方法について、きめ細かい検討を行った。この懇談会が自主活動の推進に多大な効果をもたらした。

(3)少年柔道剣道大会が、地区内の企業、支部役員の賛助及び各報道機関の後援で運営、実施されることとなり、地区住民との相互理解が深まり、防犯意識の高揚にその効果は大であった。

 

 

 

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