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18. フェリー増便の場合の本土へ行く回数の変化

 

もし、フェリーが増便した場合、本土へ行く回数はどのようにするのだろうか。

右図をみると、「増えると思う」が42.1%、「変わらないとど思う」が36.2%、「わからない」が11.8%なっており、フェリー増便による島民の本土との交流は増加することが見込まれる。

特性別では、航路の利用頻度別でもっとも多かった「月に1〜2日」、「半年に1〜2日」という層では、「増えると思う」が4〜5割近くであり、これらの層での航路の利用頻度が高次に変化することが期待される。

また、20代、30代の若年層でも、本土へ行く回数が「増える」という回答率が高く、若者の交流人口拡大も合わせて期待でき、自家用車保有層も、増便による積み残しが減少することから、増加する傾向が見られる。

ただし、普段、高速船を利用している住民の4割強が「増加する」と回答しており、高速船利用からフェリー利用にシフトする可能性も考えられる。

なお、本土へ行く回数が増える場合の度合いは、「月単位」で増えるケースが6割、「年単位」という比較的低頻度のケースが4割弱となっている。

 

図1.2.20 フェリー増便の場合の本土へ行く回数の変化

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図1.2.21 本土へ行く回数増加の度合い

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