3.2.3.1 台数管理のための列車検知
1]台数管理のための列車検知は、境界装置のトランスポンダ型列車検知装置による遮断型のチェックイン・チェックアウトを基本とし、さらに、車上レスポンダ装置から列車番号などの情報を読み込むことで、より確実に行う(図3.2.3-4参照)。遮断型構成となっているため、機器の故障に対してフェイルセーフ動作となる。また、2装置間で伝送の閉ループを構成しているため、故障はただちに検出される。
a) チェックイン検知
継続した地上照査装置からの受信断。
b) 列車番号認識
列車の前部に設置された車上レスポンダ装置からの「列車番号」の受信。
c) チェックアウト検知
列車の後部に設置された車上レスポンダ装置からの「列車番号」の受信。
地上照査装置からの受信再開。
2]列車番号を読み込むことで、複数の列車の進入・進出順序が確実に管理できる。検知結果は、無線LANによって親局へ中継伝送する。
