(2)ファーストトランジェント/バーストイミュニティ(IEC60945-10.5)
(準拠規格IEC61000-4-4)
本試験は、アークの原因となる機器接点のスイッチングによって生ずる高速・低エネルギーの過渡現象(バースト)をシミュレートするものである。
本試験は、IEC61000-4-4の6.1.1に適合する試験発生器、IEC61000-4-4の6.2(電カポート用)に適合するAC/DC電源供給ポート用結合/減結合回路及びIEC61000-4-4 6.3(信号、制御ポート用)に適合する容量性結合クランプを使用して次表3の試験の厳しさのレベル3の試験をIEC61000-4-4に基づいて実施する。
EUTの性能は、前表3及び以下の特性(50Ω負荷)を持つパルスがEUTの電源、信号及び制御の各ポートに印加される場合、9.1の性能基準のとおりとする。
立上り時間:5ns(10〜90%間の数値)
幅:50n s(50%値)
振幅:交流電源ポート2kV、信号及び制御ポート1kV
バースト長/バースト間隔:300m sごとに15m s
試験時間:各極性(正負)で5分間
ファーストトランジェント/バーストの一般的な波形及び50Ω負荷でのパルス波形を図14及び図15に示す。
試験は、IEC68-1により以下の標準気象条件で実施する。
周囲温度:15℃〜35℃
相対湿度:25%〜75%
気 圧:86kPa(860mbar)-106kPa(1060mbar)