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新しい海の時代

 

我が国は四方を海に囲まれ、古来から海上交通や漁業をはじめとする、生活、文化、産業等様々な分野で海と深くかかわり、その恵みを受けてきました。

海は地球表面積の7割を占め、地球に残された最後のフロンティアといわれています。世界各国が沿岸域の開発・利用、海底資源の探査、海洋の科学的調査、海洋環境の保全等に取り組んでいます。その国際ルールとして、平成6年11月「海洋法に関する国際連合条約」が発効し、平成8年7月20日我が国について効力を生じることとなりました。これにより、我が国の領海基線から200海里以内の海域では、新たに排他的経済水域が設定され、漁業、天然資源の探査及び開発等や海洋環境の保護・保全等の広い分野において主権的権利等を行使することができるようになりました。

このような新しい海の時代の到来に際し、海洋に関する深い関心と理解が何よりも重要となっています。

 

 

 

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