(関連規則)
船舶検査心得
39-2.0
(a) 非浮揚型極軌道衛星利用非常用位置指示無線標識装置については、太陽にさらされても品質に影響を受けないものであること。
(b) 第1号の「有効かつ確実に発信できるもの」とは、周囲温度が-20℃から55℃までの間で作動できるものをいう。
(c) 第2号で引用する(注)第39条第7号の「誤作動を防止するための措置」とは、次に掲げる措置をいう。
(1) 手動により遭難信号を発信するための専用のスイッチを有し、かつ、当該スイッチは次に掲げる要件に適合すること。
(i) 他のスイッチと明確に区別できること。
(ii) 不用意な操作から保護されていること。
(2) 手動による遭難警報の発信には、独立した2以上の操作を要すること。
(3) 手動により離脱装置から取り外した場合に、遭難信号を発信するものでないこと。
(レーダー・トランスポンダー)
第40条 レーダー・トランスポンダーは、次に掲げる要件に適合するものでなければならない。
(1) 非常の際に付近の他の船舶又は航空機のレーダーに対し有効かつ確実に応答することができるものであること。
(2) 非常の際に未熟練者でも使用することができること。
(3) レーダーに応答したことを可視又は可聴の手段により示すことができるものであること。
(4) 待機状態であることが表示できるものであること。
(5) 水密であり、かつ、20メートルの高さから水上に投下した場合に損傷しないものであること。
(6) 水上に浮くことができ、かつ、浮揚性の索が取り付けられたものであること。(救命艇等と一体となって備え付けられている場合を除く。)
(7) 96時間の待機状態を続けた後、8時間以上連続して応答することができるものであること。
(8) 第8条第4号並びに第39条第4号、第7号及び第10号に掲げる要件