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第4章 電路

 

第1節 電線

 

(ケーブル及びキャブタイヤケーブル)

第235条 船内の給電路には、配電工事にあってはケーブルを、小形電気器具以外の移動式電気器具にあってはキャブタイヤケーブルを使用しなければならない。

 

(関連規則)

235.1(ケーブル及びキャブタイヤケーブル)

(a) 小形電気器具には、コードを使用しても差し支えない。

第236条 ケーブルは、難燃性のものでなければならない。ただし、管海官庁がその用途を考慮してやむを得ないと認める場合は、この限りではない。

2. ケーブルの耐電圧特性その他の特性は、管海官庁が適当と認めるものでなければならない。

第237条 削 除 

 

(関連規則)

1. 舶検第436号(47.10.30)

船舶用(JIS.C.3410)以外の電線の使用について

中検第484号(昭和47年8月19日付け) をもって伺い出のあった標記については下記(1)を条件として承認して差し支えない。

なお、配電盤及び制御盤に使用する電線については下記(2)によることとしたので周知徹底を計られたい。

 

(1) ビニール絶縁ビニルシースケーブル

(a) 次の試験及び試験方法はJIS.C.3410船用電線の規格に従いこれに合格する。

(i) 素線の引張強さ及び伸び

(ii) 絶縁体の特性(機械的特性、熱可塑的特性、耐吸水特性)

(iii) シースの特性(機械的特性、熱可塑的特性)

(iv) 耐電圧(試験電圧は250Vゴム絶縁ビニルシースケーブルに準ずる)

(v) 絶縁抵抗(抵抗値は250Vゴム絶縁ビニルシースケーブルに準ずる)

(vi) 耐炎性(同上)

(b) 導体抵抗、構造及び加工方法はJIS.C.3342ビニル絶縁ビニルシースケーブルの規格と同等以上のものであること。

 

 

 

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