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図6・6 半波ダイポール 空中線の実効長

 

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図6・7 垂直半波ダイポール 空中線の垂直面の指向性(太線)

 

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図6・8 ビーム幅の表し方

 

(6) 利得

空中線の利得とは、電波法施行規則で「与えられた空中線の入力部に供給される電力(Pi)に対する、与えられた方向において、同一の距離で同一の電界を生ずるために、基準空中線の入力部で必要とする電力(Pis)の比(Pi/Pis)」と定義されている。

送信空中線の場合はその送信の能力、受信空中線の場合はその受信の能力を表わす用語で、主にデシベル(dB)(G=10log10(Pi/Pis)[dB])で表示される。基準空中線として無損失で無指向の空中線か半波長の無損失の理想的なダイポール空中線を考え、前者と比較した場合を絶対利得、後者と比較した場合を相対利得という。

 

 

 

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