送信電力などの値をいうときにdBWとかdBmといった単位が使われる。
P〔dBW〕は1・40式でP1=1WとしたときのP2値を示している。したがって、送信出力2kWというときは、上の(1)でP2を 2,000Wに、P1を1Wと置いて計算をすると 33.0103‖33dBWとなる。dBmはP2、P1の単位をmWとしP1=1mWのときの値である。受信機の最小受信感度-65dBmというときは、 3.16×10-7mW=3.2 ×10-4μWまでの電力を受信できることを意味する。
電界強度をdBで表示するときには通常1μVを基準にとる。またdB表示では普通有効数字はせいぜい2けためから3けためまでを表すようにする。
以下に電力比デシベルの簡易換算表(表 1・6) を掲示するので参考にされるとよい。