スイープ関係のチェックは、電圧が高くて故障の起きやすい終段の部分から、逆に前段へ追及の手順を進めていくのがよい。
(問2)(1)送信出力の低下もしくは欠如:感度不良になるか、或いは映像が出なくなる。
(2)ヒーターの断線:この場合は、出力はゼロとなるから映像は全く出ない。
(3)ミッシング:画面上では、映像が破れ傘状(スポーキングという。)になる。
(問3)(1)TR管の放電不良:クリスタルダイオードが焼損し、その結果感度不良となる。
(2)TR管の放電回復時間が長い:送信後のTR管の放電回復時間が長いため、近距離の感度が不良となる。したがって、丁度STCが掛かったように見える。