6・3 操作箇所の調整
映像を最良の状態で観測するためには、適正な調整が必要である。ここでは最低必要な調整つまみと調整の際の注意事項を述べる。
1. 同調(TUNE)
最も大切な調整箇所で、この調整により感度が大きく左右される。
この調整はできるだけ遠方の物標で行い最も映像が鮮明になるように調整する。(近距離の物標は反射が強力で多少同調がずれていても映像が出るため最良点を求めるのが難しい。)レーダー起動後10分間は同調がずれやすいので再度修正する必要がある。これはマグネトロンの発振周波数が変動するためである。