また、フェライト自身がマイクロ波エネルギーを吸収するので、大電力でも使用できるという特長がある。
図3・15 サーキュレータの構造
図3・16 サーキュレータを用いた送受切替え回路
実際にサーキュレータを用いた送受切替え回路は、図3・16に示すように、サーキュレータとダイオードリミッターや、TRダイオードリミッターを組み合わせている。これは、マグネトロンの出力が大きいときには、サーキュレータのアイソレーション(逆方向損失)のために電力が逆方向に漏れてミキサーダイオードが焼損してしまうのを防ぐためである。
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