2.12 太陽光の暴露に耐えること。
2.13 捜索に役立つ部分は黄又はオレンジの見やすい色であること。
2.14 生存艇の損傷を防ぐために滑らかな外形を有すること。
(3) SARTは96時間の受信待受けに続き、1kHzのレーダーパルス繰り返し周波数に対する連続送信応答8時間の動作に十分な電池を持つこと。
(4) SARTは-20℃〜55℃で動作するように設計すること。また、-30℃〜65℃の積付け温度で機械的な破損がないこと。
(5) SARTの空中線高は、生存艇に裾付けた状態で1m以上あること。
(6) SARTの空中線の垂直面指向性及び装置の動水力学的特性は、荒天下における捜索レーダーに対して応答できるものであること。
空中線の水平面指向性は無指向性であること。送受信には水平偏波を使用する。
(7) SARTは決議書A477(12)及びA222(7)の、空中線高15mの航海用レーダーに対して10海里以上及び出力10kWの航空機用レーダーで高度3,000フィートの場合、30海里以上の応答を行うこと。
(8) 技術的特性
SARTの技術的特性は、これに関連するCCIR勧告〔628〕によること。
(9) 表示
9.1 決議書A569(14)の一般要件に加え、SARTの外側に次項を表示すること。
9.1.1 簡単な取扱説明
9.1.2 電池の有効期限
練習問題
(問1)レーダーの基本的な性能を五種類列挙し、それぞれについて簡単に説明せよ。
(問2)距離誤差及び方位誤差の原因となるものを列挙せよ。
(問3)レーダーにおいて誤りやすい映像を五つ列挙せよ。