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(5) 衝撃係数

一般に、パルス幅とパルス繰り返し周期との比を衝撃係数といい、次式で表される。

 

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(6) 電力

レーダーは、発射電波の反射波を利用して物標の識別を行うが、この反射波のエネルギーは、発射されたパルスのエネルギーのごくごく一部に過ぎないので、送信電力の大きい程探知能力が大きくなる。レーダーの送信電力は、パルスの尖頭電力で表され、図1・3に、尖頭電力と平均電力の関係も示してある。

レーダーは、極めて短い時間の間だけパルス波を発射し、次のパルス波が発射されるまで休止していることになるので、パルス波発射時の尖頭電力Ppをパルス繰り返し周期Tにわたって平均すれば、平均電力Pm[W]が得られるが、この値は尖頭電力に比べて相当小さな値となる。そこで、尖頭電力と、平均電力との関係は次のようになる

平均電力Pm=尖頭電力Pp×衝撃係数K

 

練習問題

(問1)電波の基本的な性質を三つ述べよ。

(問2)センチメートル波と呼ばれる電波の、周波数範囲と波長範囲は幾らか。

(問3)パルス波における、パルス幅とパルス繰り返し周期及び尖頭電力を図示せよ。

 

 

 

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