36. PAD … 予測された狭状況の区域につき定められた危険予測域(PAD)をいう。寸法は、自船と問題としている物標との間の速力比及び観測者により定められるCPA距離の程度によって決められる。
37. マップ・ラインズ … 観測者が水路又は交通分離方式を示すため線で定めることができる航行上の施設をいう。しばしば、ナブ・ラインズと呼ばれるこれらのラインズは、それらが移動するのを止めるために対地安定を要求する。
注*2: 物標距離、方位、相対針路、相対速力、最接近点(CPA)又は最接近点時刻(TCPA)が関わる場合、これらの測定は、レーダー・アンテナを基準として行われるものとする。
付録2
動作シナリオ
これらのシナリオのそれぞれについて、1分又は3分間の適切な追尾の後に、決められた物標の位置での予測が行われる。
シナリオ1
自船の針路 000 度
自船の速力 10 ノット
物標の距離 8 海里
物標の方位 000 度
物標の相対針路 180 度
物標の相対速力 20 ノット
シナリオ2
自船の針路 000 度
自船の速力 10 ノット
物標の距離 1 海里
物標の方位 000 度
物標の相対針路 090 度
物標の相対速力 10 ノット
シナリオ3
自船の針路 000 度
自船の速力 5 ノット
物標の距離 8 海里
物標の方位 045 度
物標の相対針路 225 度
物標の相対速力 20 ノット
シナリオ4
自船の針路 000 度
自船の速力 25 ノット
物標の距離 8 海里
物標の方位 045 度
物標の相対針路 225 度
物標の相対速力 20 ノット