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ロ.追尾物標を捕捉完了後、3分以内にそれぞれの物標の移動の予測がベクトル又は図形で表示されることを確認する。

1] 自船の針路と速力を一定に保持し、この状態において固定物標を捕捉して追尾させる。

2] 自船とこの目標のARPA情報を記録する。

3] これらのデータから計算によってCPAを算出する。

4] 計算値と先の記録とを比較し、操作説明書どおりの精度であることを確認する。

ハ.自船のベクトルの長さを計測し、自船の速力に対してこれが適正な長さであることを確認する。

ニ.真ベクトルと相対ベクトルの切替えを行ったとき、使用中のベクトルの種類が表示され、同時に物標のベクトルの方向が変化することを確認する。

注:追尾物標の移動の予測が図形で表示されるものについては、真ベクトルと相対ベクトルが表示されることを確認する。

ホ.ベクトル長さの時間調整を、最大、最小及びその中間に設置し、それぞれについてそのときのベクトルの長さを計測し、これが時間のスケールに比例して変化することを確認する。

ヘ.ベクトルの長さが一定時間のものではベクトルの長さを計測し、その長さの時間単位が操作説明書どおりであることを確認する。

ト.静止した目標を対地安定に使うものにあってはその区別があること及び相対ベクトル表示ができることを確認する。

(e) 追尾中の物標を他の物標と識別できること。

また、追尾中の物標を選択した場合他の物標と識別できることを確認すること。

(f) 3海里レンジでは2分、6海里レンジでは4分、12海里レンジでは8分以上【いずれのレンジにおいても8分以上】追尾中の物標に、4以上の等時間ごとの過去の位置が表示されることを確認すること。

イ.航跡表示のスイッチを操作して、4点以上の等時間間隔の航跡が表示されることを確認する。

ロ.航跡を表示させた状態でレンジスケールを変化させ、そのときの4点以上の間隔が操作説明書どおりに変化することを確認する。

ハ.航跡を表示させた状態でベクトルのモードを真と相対に切り替え、このとき4点以上の航跡の方向がそれに従って変化することを確認する。

 

 

 

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