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(a) 機器へのケーブル導入(防水)

船内に装備される電気機械器具にケーブルを防水導入する際に使用する貫通金物については、JISF8801の規格があり、装備ケーブル類のシース外径に適合したものを選ぶ。

(b) 隔壁・甲板貫通(防水)

ケーブル類が防水隔壁や防水甲板を貫通するところに使用される電線貫通金物については、JISF8802に規定があり、装備ケーブル類のシース外径に適合したものを選ぶ。

(c) 非防水貫通

ケーブルを防水を必要としない甲板や隔壁に貫通させる場合、また、レーダー表示器、その他のユニットに導入する場合には、ブッシングやコーミングを用いて、ケーブルを保護する。

コーミングを用いたときは、防湿、防火対策上からも確実な後処理をする。

防火壁を貫通する場合は、不燃材料を用いて防火構造とすること。

(10) 導入部の防湿・防水処理

(a) 防水区画の機器に導入するがい装ケーブルの外装やシースの切断部は、防湿処理を行う。

(b) 線端の防湿処理と防水処理

がい装ケーブルの外装やシースの切断部は、防湿処理若しくは防水処理を行うこと。

防水処理は、水密隔壁や水密甲板を貫通するケーブルの場合は必ず実施する必要がある。

イ.防湿処理

1] 非防水穴導入部(例)(図3・55参照)

 

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図3・55

 

 

 

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