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ハ、コネクタと導波管の外側のつなぎ目に自己融着テープ(スミテープB)を2層、更にその上からPVCテープ(スミテープC)を2層以上巻く。

(e) 導波管の残りの端にも、(a)〜(d)の要領で別の種類のアダプタを取り付ける。

 

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図3・14

 

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図3・15

 

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図3・16

 

(4) 布設時の一般的な注意事項

フレキシブル導波管の装備は、方形導波管の場合と全く同じ要領で行う。ただしこの導波管装備において一般的に注意すべき点は次の通りである。

(a) 電波の損失は、1m当たり0.08dBであるのでできるだけ短くすること。

(b) 布設に際し曲げなければならないときは、屈曲許容半径がE面で200mm、H面では400mm以上であり、同半径以下で急激に曲げないこと。限界半径で曲げる場合、この許容半径の型板を使うこと。

(c) 導波管に衝撃荷重を与えないこと。ハンマー等でたたいたりしないこと。

(d) 引っ張り応力が加わらないよう布設、固定に注意すること。

(e) 工事の途中で開放したまま放置すると、湿気、ごみの付着により性能を落とすおそれがあるので応急防水処理をすること。出荷時に使用される防水キャップとビニールテープを使うとよい。

 

 

 

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