日本財団 図書館

共通ヘッダを読みとばす


Top > 技術 > 海洋工学.船舶工学.兵器 > 成果物情報

通信講習用 船舶電気装備技術講座 【レーダー】基礎理論編

 事業名 船舶の電気装備に関する技術指導
 団体名 日本船舶電装協会 注目度注目度5


216-1.gif

図9・4 屈折率の変化による電波径路

 

216-2.gif

図9・5 周波数による電離層内の電波

 

こうして、図9・5に示すように電離層ではその状況によって差はあるが、10kHzから 20MHz程度までの電波は曲げられてしまい、地上に戻ってきて地球の外に出ていくことはできない。また、その高さは電波の周波数が低いほど下方から戻ってくるようになる。しかしVHF帯以上の周波数の電波は、電離層を通り抜けていくことができ、また、人工衛星からの電波のように上から下へも伝わることができるが、VHF帯とUHF帯の電波は、また電離層による電波の屈折効果を受けてその通路が湾曲して伝搬路が長くなり、伝搬の遅れを生ずる。そして、この遅延の程度は周波数の自乗に逆比例する。

 

9・3 超長波と長波の伝搬

超長波(VLF)帯の伝搬は、電波が図9・5 に示したように電離層で反射すると考えるよりは、マイクロ波が導波管の中を通ると考えるのがよい。船舶で利用されている超長波のシステムはオメガ航法システムであるが、その使用周波数に近い 10kHzの電波を考えるとその波長は30kmとなり、電離層のD層の高さは昼間は70km、夜間は90kmなので、この高さと波長とは同オーダーになる。このため、オメガの電波は、地表面とD層を両面とする同心球の間を伝わっていき、これはマイクロ波の伝送に使用される導波管の中の伝搬と同じように考えることができる。

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






サイトに関するご意見・ご質問・お問合せ   サイトマップ   個人情報保護

日本財団会長笹川陽平ブログはこちら

日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION



ランキング
注目度とは?
成果物アクセスランキング
105位
(33,747成果物中)

成果物アクセス数
134,245

集計期間:成果物公開〜現在
更新日: 2021年9月11日

関連する他の成果物

1.通信講習用 船舶電気装備技術講座 【電気装備概論編】(初級用)
2.通信講習用 船舶電気装備技術講座 【電気艤装工事編】(初級用)
3.通信講習用 船舶電気装備技術講座 【電気工学の基礎編】(初級用)
4.通信講習用 船舶電気装備技術講座 【電気機器編】(初級用)
5.通信講習用 船舶電気装備技術講座 【電気艤装設計編】(中級用)
6.通信講習用 船舶電気装備技術講座 【電気装備技術基準編】(中級用)
7.通信講習用 船舶電気装備技術講座 【電気計算編】(中級用)
8.通信講習用 船舶電気装備技術講座 【船舶法規編】(中級用)
9.通信講習用 船舶電気装備技術講座 【試験検査編】(中級用)
10.通信講習用 船舶電気装備技術講座 【レーダー】装備艤装工事編
11.通信講習用 船舶電気装備技術講座 【レーダー】機器保守整備編
12.通信講習用 船舶電気装備技術講座 【GMDSS】基礎理論編
13.通信講習用 船舶電気装備技術講座 【GMDSS】艤装工事及び保守整備編
14.通信講習用 船舶電気装備技術講座 【GMDSS】法規編
15.船舶設備関係法令及び規則 【資格更新研修用テキスト(強電用)】
16.船舶設備関係法令及び規則 【資格更新研修用テキスト(弱電用)】
17.船舶電気装備資格者名簿
18.「船舶の電気装備に関する技術指導」の報告書
19.船舶電子機器装備工事ハンドブック
  [ 同じカテゴリの成果物 ]


アンケートにご協力
御願いします

この成果物は
お役に立ちましたか?


とても役に立った
まあまあ
普通
いまいち
全く役に立たなかった


この成果物をどのような
目的でご覧になりましたか?


レポート等の作成の
参考資料として
研究の一助として
関係者として参照した
興味があったので
間違って辿り着いただけ


ご意見・ご感想

ここで入力されたご質問・資料請求には、ご回答できません。






その他・お問い合わせ
ご質問は こちら から