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図8・15 ヘリカル空中線

 

8・5・5 電磁ホーンとパラボラ空中線

導波管の先端を図8・16のようにラッパ状に開いたものを電磁ホーン又は電磁ラッパという。

 

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図8・16 磁ホーン

 

方形導波管がTE10モードで励振されているときに、その管を切り取ったとすると、管内の電波は、その切り口から外へ放射するが、この場合には、導波管の中と外の空間とではインピーダンスが大きく異なるので、導波管内を伝わってきた電波のかなりの部分が切断面で反射をしてしまう。電磁ホーンは、そのような導波管内のインピーダンスを徐々に空間のものに近づける役を果たしているので、その開口の傾斜はできるだけなだらかにする必要があり、また、その開口を大きくするほど、空中線としての指向性を鋭くすることができる。電磁ホーンは船舶ではマイクロ波ビーコン用の受信機に使用されているほか、次に述べるパラボラ空中線への給電用にも、使用されることがある。

光のビームを絞って、遠方を照射する探照灯にパラボラ反射鏡を使うのと同じように、マイクロ波のような波長の短い電波をパラボラ反射鏡に当てると、電波のビームを絞って指向性を鋭くすることができる。

 

 

 

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