上式からわかるように、he Iが大きければ、電界強度が大となる。
このhe Iは空中線の実効高〔m〕と空中線電流I〔A〕との積であり、これを空中線のメートル・アンペアといい、送信空中線の放射能力を表すのに用いる。このメートル・アンペアは、GMDSS適用以前のSOLAS条約では、送信機の有効通達距離が定められ、これを満足させるような十分な電界強度を生じさせたもでなければならないが、「電界強度が直接測定できないときは、通達距離を近似的に決定する手引きとして用いることができる」と認められていた。
8・25式から、